About the Author

元国立大学附属中高教員。心を育て、人と人をつなぐ教育プログラムを開発・実践。
2019年に渡米し、アメリカでNozomi Music Schoolを開校。
頭も体も心も、子どものもつ可能性を最大限に高めたい!!

毎日忙しいですよね。子育てをしていると、一日が本当にあっという間!専業主婦もフルタイムもワンオペも経験しましたが、どれも種類の違う忙しさ。できるだけスムーズに進むように、やりたいこともやれるように、我が家でやっていた工夫と大切にしていたことを紹介します。

夕方からの怒涛の時間に

園や学校に行っている子どもがいると、特に夕方以降のドタバタはすさまじいもの。

おやつやごはん、お風呂から寝かしつけは、もう本当に「勝負!」の一言。

そこに、習い事や特別の夜のお出かけが加われば、それはもう大騒ぎ。


そんな時、我が家では、「パクパク方式」を採用していました。

学校から帰って、すぐに家を出ないといけない。だけど、おなかも満たしていかないといけない。

そんな時は、子どもたちが、お荷物整理や着替え、次の予定の準備などをしている時、私がお皿からごはんを口に入れてあげるのです。

もちろん、普段は、椅子に座って、ごはん中の立ち歩きなんてご法度。


「今日はOOがあるから、パクパク方式でいくよー。」と伝えると、毎度子どもたちは大喜びでした。

普段は禁止されているのに、立ち歩きながら、テーブルでごはんを口に入れてもらい、もぐもぐごっくん。

口が空になれば、またテーブルに行って、お母さんから「あーん。」をしてもらう。


こんなマナーレスなことも、特別の日にだけ許されることで、なんだかとっても楽しそうでした。

おうち郵便

お父さんが作ってくれた、お母さんと子どもの交換日記ポスト。あぁ、これ取っておきたかったなぁ。

私が育児休業から戻ったフルタイム期間、予想はしていたけれど、忙しくて子どもとの時間が全く取れない。

平日は一番に家を出て、夫が子どもたちを保育園に連れて行ってくれます。

お迎えも基本は夫で、突然の病院や、園の平日行事も、ほとんど任せっぱなしでした。

私が戻ってから、夫が仕事に戻ることも。大学だったからできた、ありがたい環境に感謝。

夜も、私が一番遅く、夜の食事もあったため、平日に子どもとゆっくり話せることはほぼありません。

そして、週末も、クラブや行事で、頻繁に出勤していました。


ふと、子どもたちとゆっくり話せていないなぁと思い、思いついたのが、おうち郵便屋さん。

夫に郵便ポストを作ってもらい、子どもとの交換日記が始まりました。

書くことが好きな私は、子どもが一言でも書いてくれたら、必ずすぐに返事を書いていました。

まだ文字を書くのも読むのも時間がかかる子どもたち。

覚えたてであろう鶴?鳥?を折って、貼っていてくれたこともありました。


なんと、そのノートが、ここアメリカに来ても残っていたんです。

いやぁ、感動。子どもたちもはっきり覚えていて、やって良かったと思える、大切な私たちの記録。


そう言えば、夫とも、一時期交換日記をしていたような。

あれ、、、どこいったんだろう。

9:1の割合で、私からの一方通行だったけれど、子どもたちは読むのを楽しみにしてくれていました。

やりたいものの優先順位

誤解を恐れず言うと、私にとって大切なのは、まず自分。

自分が幸せでいることが、家族を幸せにできると信じているし、いい仕事ができると思っています。


私にとって、体を動かすことは、かなり優先度の高いこと。

自分の体が、(自分から見て)まずまずの状態でいられることは、私がハッピーでいられる条件。

20代の頃からずっと続けていて、時期によって様々だけれど、基本は、毎日30分ほどのトレーニング。

子どもが赤ちゃんの時は、毎日30分、5キロほどトレッドミルで走っていました。

今は、週1,2回ズンバで体を動かしています。


子どもが赤ちゃんの時は、マンションにあったジムに通い、トレッドミルで毎日30分。

ハイハイするころには、トレッドミルの周りに仕切りを作って、これは自分の時間と決めて走りぬきます。

おもちゃをたくさん持って行っても、もちろん途中で泣くこともあるし、大騒ぎになることも。

あまりに鳴き声がするので、コンシェルジュのお姉さんが来てくれて、「抱っこしておくよ。」と言ってくれたこともありました。


ある時、右足甲に違和感を覚え、お医者さんにかかったところ、なんと疲労骨折との診断。

状況を伝えると、「高校生のクラブじゃないんだし、機械の上でやりすぎ。」と言われたほど、走り続けてました。


フルタイムのころは、5時には起きて、10-15分ほどトレーニングしてから朝食づくりのルーティーン。

家族のための時間の前に、まず自分の一番やりたいことを終えてからスタートと決めるのです。

自分の欲しい時間が持てないことでイライラしたり、不満をもちながら生活するのが嫌だから。


自分にとって、何が大切かをしっかり見極めて、自分が気持ちよく過ごせるように、常に自分のご機嫌を自分で取る方法を考えていました。

大きくなってくると、私が走っている間に、ボートを漕いだり、ジョーバをしたり、楽しんで待ってくれるように。

家族のゆっくりタイム

子どもが少し大きくなってからは、家族の夜ごはんを、16時にしました。

夫も、仕事を15分ほど中断して、家族でごはんタイムを持ちます。

そこから私も仕事に戻り、空き時間に洗い物も済ませ、だいたい19時ごろには、家事も仕事もお風呂も終わって、家族のゆっくりタイムの始まり。

冬はこたつに入って、テレビを見ることもあるし、お菓子パーティーもしょっちゅう。

子どもは本を読んだり、夫婦であれこれ仕事をすることもあります。

夜も子どもの習い事の送迎はするけれど、寝るギリギリまで家事がないだけで、気持ちの余裕もたっぷり。


中学生組は、16時に夜ご飯だと、寝る時間までもたないので、それ以降は、自分で適当に済ませてもらいます。

夜、ホットケーキやおやつを自分たちで作っていることもあるし、朝とお弁当、夜ごはんをしっかり食べれば、あとは自由。


仕事でそんなの無理!なことも、もちろんあると思います。

私が伝えたいのは、当たり前を変えてみることもありっていうこと。

何を大事にして、どこの力を抜くか、自分たちの基準で、自分たちで作っていけば、心の余裕も生まれます。

日曜は家事もお休み?

中学生になったころから、子どもに伝え続けていることです。

平日や、学校のある土曜は、私も仕事をし、子どもたちのサポートをしながら、ごはんもお弁当も作ります。

だけど、日曜の朝も、栄養バランスの整った朝ごはんが並んでいると思えば、大間違い。

「日曜は、お母さんもお休みの日だから、ごはんはみんなで作るよ。」と、伝え続けています。


一番に起きた人が、ごはんが食べたければ、みんなの分を炊いておく。

パンが食べたければ、食パンを焼き始める。

おもちが食べたければ、多めに作り、食べたい人たちで食べる。


日曜は(というか、休日は)私は寝たいだけ寝るし、私にとっても休日。

(先週なんて、起きたら10時だった。さすがにびっくり。)


ごはんのリクエストがよく入るので、手間のかかるごはんは、日曜にして、みんなで台所に立ちます。

餃子は、私は種だけ作り、あとは子どもたちが包み、夫が焼いてくれます。

揚げ物は、私が下準備、子どもたちで衣を順番に付けてもらい、私が揚げておしまい。

(そうそう、最近コロッケを極めてきて、コロッケ屋さんに負けないレベルになってきた!)

夏は、夫主導で、庭のバーベキューも毎週のようにやるし、夫が粉もののセミプロの腕をふるってくれることも。

小麦粉卵パン粉の順に、それぞれ担当。揚げるだけの私は、実は一番楽なポジション。

アメリカに来て、ますます感じるけれど、日本のお母さんの料理レベルは、本当に世界一だと思います。

だけど、休日まで、家族のごはんを完璧に準備しなければならないというルールなんて、ないのです。

ルーティンに呑まれて、嫌々やらなければならないなんて、そんなの寂しすぎる。

こちらでは、当たり前に家事は一緒にするし、子育ても楽しみ、そして、レディファーストな文化。


「どうしたいか?どうなりたいか?」それを常に自分が感じて、そういう毎日を作っていこう!

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